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LED関連製品を手掛けるLEDグロー(香川県三木町)

  • tikara7
  • 2015年12月10日
  • 読了時間: 2分

発光ダイオード(LED)関連製品を手掛けるLEDグロー(香川県三木町) は劣化に強い照明用のモジュール(複合部品)を開発した。熱や水に強い樹脂

や構造を取り入れ、厳しい条件でも使いやすくした。配置の無駄がないよう

1個単位でも使えるようにした。6月に韓国に全額出資会社を設立、量産体制

を整えた。アミューズメント施設や店舗などの看板照明向けに売り込む。

開発した「プレミアムLEDモジュール」は、発光するLED部分を除き、 全体を箱のようにABS製の素材でカバーしているのが主な特徴。 光源が4つあるタイプでは縦横とも5センチ程度で高さ1センチ程度と手のひら

に載るサイズだ。

 LEDは省電力で長持ちするのが特徴だが、水と熱に弱い。ただ発展途上の

LED製品は耐久性を考慮したものは少なく、モジュールの多くは透明のエポ

キシ樹脂を流し込んでコーティングするにとどまるという。屋外など紫外線や

湿気がある厳しい環境では、樹脂がひび割れて水が入り、ショートし焦げる難点

がある。

 LEDグローは取引先の要望を踏まえ、難点を軽減する構造や素材を研究した。

LEDモジュールの改良を重ねてきたノウハウを生かして熱の発生や水の浸入を

抑え、より長持ちする製品に仕上げた。特殊な加工・組み立てを要する製法の特許

も取得済みだ。

 モジュールは複数のタイプがあり、ほかにも工夫を加えている。例えば何十個と

並べた場合に、内蔵ICチップで電圧降下を抑えて照度ムラを減らした。

モジュールは2個単位での使用が一般的だが、1個単位で使えるようにして看板の

文字などの形状に柔軟に合わせられるようにした。生産コストは上がるが、普及を

優先し、他社製品との価格差を抑えた。

 文字をかたどったりした看板照明は形状に合わせて光源を折ったり曲げたりして

施工する必要がある。専門的な高い技術が必要で、対応できる職人は減ってきている。モジュール一つ一つは小さく複数並べて配列できるので汎用性が高い。

 耐久性を高めた独自技術により、ホテルやアミューズメント施設、スーパーと

いった店舗などの看板照明のニーズを見込む。6月に韓国・ソウルに自社製品を集中的に生産する会社「LEDグロー」を設立しており、今後は営業にも力を入れていく。

 LEDグローは従業員15人、2015年6月期の売上高は7億円。                  (12/10 日経新聞四国ページより)

 
 
 

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